
2月11日(金・祝) 高校生環境シンポジウム
シンポジウムでは、事例研究として、企業や団体の取り組みを紹介。また、ブリティッシュ・カウンシルの協力を得て、カナダ、中国、日本から3校を招聘。海外の高校生、中学生が環境活動の発表を行いました。(翌日の12日には、韓国の中学生も来日しました。)
さらに、事例研究として、環境省 環境教育推進室長の岡本光之さんが、「生物多様性の保全」をテーマに講演。国としての取り組みや、生物多様性の現状を伝えていただきました。
そして、基調講演は、WWFジャパンの小西雅子さんによる「地球温暖化の最前線」。温暖化対策に取り組む上での国際交渉の重要性を講演。今の私たちの選択が100年後の地球と日本の姿を決める、というメッセージが印象的でした。
その後は、環境座談会を開催。環境活動に取り組むきっかけや、活動の広め方についての意見交換などが積極的に行われました。最後に、1日のまとめとして、「高校生エコアクション宣言」を発表。環境について知り、環境について考えた、充実した1日となりました。 (各校の宣言についてはこちら)



2月12日(土) 高校生環境活動 発表会および表彰式
全国大会選出校16校が、地区の代表として自校の環境活動を発表。取り組みの内容もプレゼンテーションも非常にレベルが高く、全国大会にふさわしい発表となりました。



北海道札幌拓北高等学校 理科研究部篠路福移湿原、あいの里地域の環境保全を実施。 北海道標茶高等学校 釧路湿原再生プロジェクト釧路湿原の水質浄化研究と生態系調査を実施。 山形県立東根工業高等学校 生徒会新モンゴル高校に、手作り太陽電池パネルを設置。 茨城県立竹園高等学校 保健委員会 環境班(SS部)花室川の水生生物調査や、トンボの生活史調査に取り組む。 栃木県立栃木農業高等学校 環境科学プロジェクト班足尾銅山と下流の遊水地の環境交流 を行う。 千葉県立船橋芝山高等学校 科学研究部生物班学校ビオトープ里山生態園「芝山湿地」を維持管理。 早稲田大学高等学院 環境プロジェクト地元有志と地域清掃、地域植生調査を実施。 神奈川県立相原高等学校 農業クラブ 相こっこプロジェクトチーム地域の生ゴミ、食品残渣を飼料化、堆肥化。 慶應義塾湘南藤沢中・高等部 SFC環境プロジェクト高校生環境連盟加盟、フォーラムを運営。 富山県立魚津工業高等学校 環境教育推進委員会河川水、排気ガスの酸性度、窒素酸化物を測定。 名古屋経済大学高蔵高等学校学校と地域連携で牛乳パックを回収。地域清掃活動も実施。 京都府立桂高等学校 TAFF「地球を守る新技術の開発」班 自生地保護研究グループノシバの自生地保護の必要性。 関西創価高等学校 EarthKAMプロジェクトチーム環境意識改革を目的とし、NASA教育プログラム「国際宇宙ステーションから地球を撮影・写真を活用」に参加。 兵庫県立三木北高等学校 環境研究部 ECO-Pゴーヤファンドプロジェクト、環境戦隊ECO-Pファイブ。 大分県立中津南高等学校 耶馬溪校 科学部 ・耶馬溪学選択生小学校で「ホタル授業」を高校生が先生となって実施。 長崎県立島原農業高等学校 野菜部地元の温泉余熱を利用し、バイオディーゼル燃料を製造。 |


全国大会発表校16校の表彰。地域や世界への広がりを見せた活動の数々に、大きな拍手が贈られました。
そして、今回は、参加高校生と教諭による「会場投票」を実施。発表を聞き、もっとも素晴らしいと思った1校に全員が投票を行いました。その結果、審査員特別賞を加え、次の3校が特別賞を受賞しました。
高校生が選ぶ特別賞 |
北海道標茶高等学校 釧路湿原再生プロジェクト |
| 先生が選ぶ特別賞 | 長崎県立島原農業高等学校 野菜部 |
| 審査員特別賞 | 栃木県立栃木農業高等学校 環境科学プロジェクト班 |
高校生たちに、審査員からは、次のようなメッセージが贈られました。
置かれた環境を最大限に活かして、自ら考えて活動している。そして地域の協力も得ている。そのようにして「学ぶ」素晴らしさ、そして活動を継続している素晴らしさを感じた。 (WWFジャパン 小西雅子さん) |
高校生の皆さんの熱意、情熱に感銘を受けた。学校の壁を越えて地域などと連携できていてすごいと思った。社会に対して大きな役割を持っている。また、プレゼンの質が非常に高かった。調査の結果をもっと出してくれるとさらに良かったと思う。 (ブリティッシュ・カウンシル Huw Oliphantさん) |
自分たちが行動を起こすことの影響についてもしっかり考えられていた。自分たちの活動を、ネットワーキングの中で活かすことを考慮していて、感銘を受けた。今回、自分の学校以外の取り組みを知ることができたと思うので、今後さらなるレベルアップを図っていってほしい。 (文化放送 片寄好之) |
自分の高校時代と比べて落ち込んでしまうくらい、すごい取り組みと発表だった。敢えて言うと、失敗した例や、苦労した点をもっと知りたかった。後輩や他校にとって、今後の参考になると思う。熱い取り組みにパワーをもらいました! (環境省 武井敦さん) |
2010年4月からスタートした、「全国高校生エコ・アクション・プロジェクト」。全国各地で頑張る高校生たちの環境活動を全国に知らせていきたい、高校生から環境を変えていきたいという思いからこのプロジェクトは始まりました。全国の高等学校の先生方、そして多くの企業や団体の協力を得て、無事に第1回の全国大会を終了することができました。
大会終了後、別れ際に、参加校同士が、「一緒に環境活動を頑張っていきましょう!」と声を掛け合い、思いを共にしていた様子が非常に印象的でした。このように、1年で確実に広がった環境の輪をさらに大きくすることができるよう、今後も本プロジェクトは、環境活動に取り組む全国の高校生の皆さんを応援していきます。