第6回:そんなにたくさん、必要ですか?
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出典:日本自動販売機工業界「自販機普及台数及び年間自販金額2007年版」
まずは一石を投じよう
日本は世界一、自動販売機が大好きな国。飲料水から、タバコに切符、コインロッカーまで、さまざまな物やサービスが提供されています。
全国で稼働している自販機の数は、2007年末現在で約540万台(*1)。
設置台数はアメリカの782万台が世界一ですが、全体の売上高と人口あたりの設置割合では、日本がいずれも上回ります。
2004年には、原発一基分の発電量の7割に相当する約52億キロワット(*2)を消費し、温室効果ガスも二酸化炭素換算で約211万トン排出しています(平成18年版環境白書)。
中でも全自販機の半数を占める飲料用は、商品を保温・保冷する必要があるため、より環境負荷が大きいと指摘されています。
自販機は、人手を割けない場所や、灯りのない路上などでは非常に頼もしい存在であることは間違いありません。
しかし、諸外国では自販機へ依存しなくとも十分に現代的な生活を送っていること、日本にも数十年前までは、これほど普及していなかったことを考えると、やはり現状は供給過剰だと言わざるを得ません。
近年は、最新技術を導入して消費電力を減らすなど、設置者側も環境に配慮していますが、私たち消費 者側の配慮や努力も重要です。
マイボトルを持ち歩く人が増えたことから、徐々に対応する飲食店や給水スポットも増えてきました。
一人ひとりの努力は小さなものに見えても、波紋のように輪が広がれば、社会の仕組みも少しずつ循環型にシフトしてゆくという好例ではないでしょうか。
参考資料
・日本自動販売機工業会『自販機普及台数及び年間自販金額2007年版』
・環境省『平成18年版 環境白書』第Ⅰ部 第1章 第2節 2.家庭の変化と環境
http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/h18/html/kh0601010100.html#1_2_1_2
(『WWF』2009年5/6月号より)
註
(*1)2010年末現在では、合計約520万台(詳細は一般社団法人日本自動販売機工業会ウェブサイトhttp://www.jvma.or.jp/information/2_01.html)。
(*2)省エネ法の特定機器に指定された缶・ボトル飲料、紙容器飲料、カップ式飲料自販機は、2005年度出荷機の消費電力量を基準として、2012年度までに業界平均で、低減させることが義務付けられました。
(一般社団法人日本自動販売機工業会ウェブサイト http://www.jvma.or.jp/kankyou/index.html より)。
COP17の行方に注目しよう!
2011年11月28日から12月9日まで、南アフリカのダーバンで、国連の気候変動枠組み条約の第17回締約国会議(COP17)が開催されています。
京都議定書の第1約束期間が終わる2013年以降に、世界の国々が温室効果ガスの削減にどう取り組むのか、その枠組み作りが大きな課題になっています。
自動販売機という身近な問題をきっかけに、地球温暖化への取り組みについて、国際会議でどんな話し合いがなされているのか、その行方に注目してみましょう。
WWFジャパンのスタッフが現地から報告しています。
http://bit.ly/wwf_COP17今月のミニ・アクション
3月11日の大震災が原因で起こった東京電力福島原発の事故は、改めて原発の問題の大きさを内外に知らしめるものとなりました。
原発に頼らず、再生可能な自然エネルギーで快適な生活ができる未来に向けて、今こそ政策の転換が必要です。
WWFジャパンでは、大幅な節電と省エネにより、原子力発電の段階的廃止と自然エネルギー100%の未来を実現するため、日本政府に対し「エネルギー基本計画」を変えることを求める署名を募っています。
2012年1月末が最終締め切りです。
ぜひ、皆さまのご協力をお願いします!
http://www.wwf.or.jp/change_en/
2011年11月18日には、日本でも自然エネルギーで100%賄うことが可能とする報告書(エネルギーシナリオ)を発表しました。
まずは、下記をクリックして「概要版」を読んでみてください。
http://www.wwf.or.jp/activities/2011/11/1027418.html
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